
ネット証券会社での口座開設を考えていて、業界大手として名前が挙がる「楽天証券」と「SBI証券」のどちらを選ぶか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。楽天証券にもSBI証券にもそれぞれの強みや特色があるため、それらを把握したうえでより自分に合った証券会社を選びましょう。
この記事では、楽天証券とSBI証券の特徴やそれぞれの証券会社をおすすめできる人について詳しく解説します。楽天証券とSBI証券どちらを選ぶべきか迷っている人、各々の特徴や強みを知りたい人はぜひ参考にしてください。
「楽天証券」と「SBI証券」の特徴比較
まずは楽天証券とSBI証券それぞれの特徴を、分けて解説します。
楽天証券の特徴4選

(写真=楽天証券より引用)
楽天証券からは以下の4つの特徴を紹介します。
- 1.楽天ポイントを投資に利用可能
- 2.投信積立は楽天カードで決済できる
- 3.業界最低水準の現物取引手数料
- 4.業界屈指の投資信託取扱数
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.楽天ポイントを投資に利用可能
楽天証券では、楽天グループが提供している独自のポイント「楽天ポイント」が投資で貯まる・使えるのが特徴です。さまざまな条件達成で楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは株式取引や投資信託の購入などに「1ポイント=1円」として利用できます。
楽天証券の利用にともなって楽天ポイントが貯まるのは、次のようなときです。
| 株式取引(超割) | 手数料プラン「超割コース」を選択すると、取引手数料の1%%がポイントバックされ、大口優遇の条件を達成した場合は2%%のポイントバックとなります。国内株式、外国株式、先物・オプション取引の手数料などが対象です。 |
| 投信積立 | 投信積立の決済方法を楽天カードクレジット決済にすると、決済額100円につき1ポイントが貯まります。毎月の楽天カードクレジット決済は最大5万円まで可能であるため、最大500ポイントを獲得できます。 |
| 投信残高 | 月末の投信残高に応じて楽天ポイントがもらえます。楽天証券と楽天銀行を連携するサービス「マネーブリッジ」および「ハッピープログラム」に登録している場合は、投信残高10万円ごとに毎月3~10ポイントを受け取れます。マネーブリッジを利用していない場合は、投信残高50万円以上で20ポイント以上受け取ることが可能です。 |
| プログラム | 「ご家族・お友達紹介プログラム」を通して家族や友達を楽天証券に紹介し、紹介された人が5ヵ月以内に総合口座開設、1000円以上入金することでお互いが200ポイントずつ受け取れます。また、紹介された人が5ヵ月以内にiDeCo口座を開設した場合や、楽天FX口座を開設して1000円以上入金した場合に、さらにお互いが200ポイントずつ獲得可能です。 |
ほかにも、定期的に開催されているキャンペーンで楽天ポイントを獲得することも可能です。
次に、楽天ポイントが使える投資は次のとおりです。
- 投資信託の購入・積立
- 国内株式(現物)の購入
- バイナリーオプションの購入
これら3つすべてで、「楽天ポイント1ポイント=1円」として利用できます。投資信託は積立をクレジットカード決済することでポイントが貯まり、そこで獲得したポイントを積立に使用できます。このようにポイントを有効活用して投資を行えることが、楽天証券の特徴です。
2.投信積立は楽天カードで決済できる
楽天証券の投信積立では、楽天カードを使用したクレジット決済ができます。楽天カードで決済するメリットは、次のとおりです。
- 楽天ポイントが貯まる
- 支払いスケジュールに余裕が生まれる
楽天カードクレジット決済にすると、投信積立金が楽天カードで決済され、決済額100円につき1ポイントの楽天ポイントを獲得できます。例えば、月1万円の投信積立であれば、月100ポイント、年間1200ポイントの獲得が可能です。貯まった楽天ポイントは、「1ポイント=1円」として楽天グループサービスや投資信託・国内株式の購入などに使えます。
また、積立金額を口座から引き落としする場合は即座に積立金額分のお金がなくなりますが、クレジット決済では指定口座から引き落としされるのは翌月になります。支払い期限が少し延びてスケジュールに余裕が生まれるため、口座のお金が少ないときでも投資ができる可能性が高くなります。
楽天証券においてクレジット決済ができるのは、楽天カード株式会社が発行している楽天カードのみです。他社が発行しているクレジットカードは利用できません。
3.業界最低水準の現物取引手数料
楽天証券は手数料が業界最低水準なので、他の証券会社に比べ低コストで投資が行えます。
楽天証券における株取引の手数料体系は、1回の取引金額によって手数料が決まり、ポイントバックがある「超割コース」と、1日の取引金額合計(現物取引+信用取引)で手数料が決まる「いちにち定額コース」の2つに分かれています。
超割コースの手数料は、次のとおりです。
■現物取引
| 約定代金 | 手数料(税込) |
| 5万円まで | 55円 |
| 10万円まで | 99円 |
| 20万円まで | 115円 |
| 50万円まで | 275円 |
| 100万円まで | 535円 |
| 150万円まで | 640円 |
| 3000万円まで | 1013円 |
| 3000万円超 | 1070円 |
※2021年11月時点
■信用取引
| 約定代金 | 手数料(税込) |
| 10万円まで | 99円 |
| 20万円まで | 148円 |
| 50万円まで | 198円 |
| 50万円超 | 385円 |
※2021年11月時点
超割コースは、取引にかかった手数料の1%がポイントバックされることが特徴です。また、一定の条件を達成して「大口優遇」が適用されると、現物取引の手数料がさらに安くなり、信用取引手数料は0円になります。そして手数料の2%がポイントバックされるためお得です。大口優遇が適用されるには「信用取引の1日の新規建約定金額合計が3000万円以上」などの条件をクリアする必要があります。
続いて、いちにち定額コースの手数料は次のとおりです。
| 1日の約定代金合計 | 手数料(税込) |
| 100万円まで | 0円 |
| 200万円まで | 2200円 |
| 300万円まで | 3300円 |
| 以降100万円増えるごと | +1100円 |
※2021年11月時点
いちにち定額コースは、現物取引と信用取引の取引金額を合算して手数料が決まります。「1日の取引金額合計」は、「前営業日の夜間取引+当日の日中取引」で算出されます。1日の取引金額合計が100万円以下に収まる人は、いちにち定額コースを選択すると手数料が0円なのでお得でしょう。
このように、楽天証券は「超割コース」と「いちにち定額コース」の2つの手数料プランがあり、どちらも価格の安さは業界最低水準です。楽天証券を選択することで、コストを抑えて投資が行えます。
4.業界屈指の投資信託取扱数
取り扱っている投資信託の種類が豊富なのも、楽天証券の特徴です。2021年11月時点の投資信託取扱数は約2670本と、ネット証券会社では屈指の取り扱い本数を誇ります。
投資信託の取扱数が豊富なので、さまざまな国や地域、商品に分散投資を行うことが可能です。ほとんどの投資信託が100円以上1円単位で買い付けできるので、少額資金で投資を始めたい人も安心です。
投資信託を運用する際に楽天証券と楽天銀行を連携させたうえで、楽天銀行の「ハッピープログラム」というサービスを利用すれば、投資信託の月間平均残高10万円ごとに楽天ポイントが3~10ポイント獲得できます。ハッピープログラムを利用していなくても、投資信託を50万円以上保有していると、毎月20ポイント以上の楽天ポイントを獲得できる「投資信託資産形成ポイント還元サービス」も用意されています。
たくさんの取扱本数があり、安価で買付ができ、さらに状況に応じて楽天ポイントまでもらえるのが楽天証券における投資信託の特徴です。
SBI証券の特徴5選

(写真=SBI証券より引用)
SBI証券からは、以下の5つの特徴を紹介します。
- 1.手数料は格安のプランが多数
- 2.業界トップクラスのIPO取扱実績
- 3.外国株式は9カ国から選択可能
- 4.NISA口座での取引手数料が無料
- 5.PTS取引対応で夜間の売買が可能
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.手数料は格安のプランが多数
SBI証券を利用すれば、手数料を安く抑えて取引ができます。SBI証券の国内株式の手数料体系は、1回の取引金額に応じて手数料が決まりポイントがもらえる「スタンダードプラン」と、1日の取引金額合計によって手数料が決まる「 アクティブプラン」の2種類です。
スタンダードプランの手数料は次のとおりです。
■現物取引
| 約定代金 | 手数料(税込) |
| 5万円まで | 55円 |
| 10万円まで | 99円 |
| 20万円まで | 115円 |
| 50万円まで | 275円 |
| 100万円まで | 535円 |
| 150万円まで | 640円 |
| 3000万円まで | 1013円 |
| 3000万円超 | 1070円 |
※2021年11月時点
■信用取引
| 取引金額 | 手数料(税込) |
| 10万円まで | 99円 |
| 20万円まで | 148円 |
| 50万円まで | 198円 |
| 50万円超 | 385円 |
※2021年11月時点
スタンダードプランの現物取引では、手数料の月間合計金額1.1%相当のポイントを受け取ることができます。信用取引は「信用未決済建玉残高が3000万円以上」など、一定の条件を満たすと大口優遇が適用されて取引手数料が0円になります。
一方、アクティブプランの手数料は次のとおりです。
■現物取引
| 1日の約定代金合計 | 手数料(税込) |
| 100万円まで | 0円 |
| 200万円まで | 1238円 |
| 300万円まで | 1691円 |
| 以降100万円増えるごと | +295円 |
※2021年11月時点
■信用取引
| 1日の約定代金合計 | 手数料(税込) |
| 100万円まで | 0円 |
| 200万円まで | 880円 |
| 以降100万円増えるごと | +440円 |
※2021年11月時点
SBI証券のアクティブプランは、国内株式の現物取引・制度信用取引・一般信用取引の取引金額合計と手数料は別計算となります。各取引で100万円までが手数料無料となるため、1日に最大300万円(現物取引100万円、制度信用取引100万円、一般信用取引100万円)まで手数料0円で取引が可能です。信用取引は大口優遇が適用されると、1日の取引金額合計に関わらず手数料は0円になります。
このように、SBI証券は手数料が格安であることが特徴です。
2.業界トップクラスのIPO取扱実績
SBI証券は、IPOの取扱実績が業界トップクラスです。2021年3月通期の全新規上場会社数の 約93%もの銘柄を取り扱った実績もあります。以下は、SBI証券の過去のIPO取扱実績です。
| 年 | 取扱実績 |
| 2020年 | 85件 |
| 2019年 | 84件 |
| 2018年 | 86件 |
| 2017年 | 85件 |
| 2016年 | 76件 |
| 2015年 | 79件 |
※SBI証券「新規上場株式取扱実績」より
毎年のIPO取扱実績が50件未満の証券会社も多い中で、毎年80件前後の取扱実績を誇ります。IPO投資を行いたい人にはうれしい特徴だと言えるでしょう。
SBI証券は、IPOの当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」の制度もあり、IPO投資にチャレンジしたい人におすすめです。この制度は、ブックビルディング後の抽選・配分に外れると、外れた回数に応じてポイントが加算されます。加算されたIPOチャレンジポイントは、次回以降の申し込みのときに使用でき、IPOの当選確率がアップします。
また、SBI証券ではIPOチャレンジポイントがもらえる「IPOフレンズプログラム」を実施しています。IPOフレンズプログラムは、プログラムを通して家族や友達を紹介し、紹介された家族や友達が口座開設をするとポイントがもらえる仕組みです。総合口座開設で30ポイント、友達紹介人数により最大150ポイント/月獲得できます(2021年11月時点)。
このように、SBI証券はIPO取扱実績が豊富で、当選確率がアップする独自のポイントプログラムを設けている点が特徴です。
3.外国株式は9カ国から選択可能
外国株式を取り扱っていない証券会社もある中で、SBI証券は9カ国もの外国株式を取り扱っています。SBI証券が取り扱う外国株式は、以下のとおりです。
- 米国株式
- 中国株式
- 韓国株式
- ロシア株式
- ベトナム株式
- インドネシア株式
- シンガポール株式
- タイ株式
- マレーシア株式
このとおり、他証券会社の取り扱いも多い米国や中国に加え、ベトナムやインドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアなどのASEAN株の投資も可能です。SBI証券で口座開設をすると、さまざまな国の企業に分散投資ができます。
米国株式については、NYSE・NYSE Arca・NASDAQ上場の銘柄など、約4500銘柄(2021年10月時点)を取り扱っています。米国株式の代表的銘柄の一例は、以下のとおりです。
| ティッカー | 銘柄名 | 業種 |
| AAPL | アップル | パソコン、コミュニケーション機器等の製造販売 |
| MSFT | マイクロソフト | ソフトウェア・情報処理サービス |
| AMZN | アマゾンドットコム | 小売業、インターネット通販会社 |
| TWTR | ツイッター | ソーシャルネットワークサービス(SNS)運営大手 |
| TSLA | テスラ | シリコンバレーの電気自動車メーカー |
| XOM | エクソン モービル | 世界的石油・石油化学会社 |
このように誰もが一度は聞いたことがあるだろう有名企業に1株から投資できるのが、米国株式の魅力です。
米国株式とETFは、毎月好きな日に自動買付を行う「定期買付サービス」が利用できるため、忙しい人でも安心です。定期買付サービスでは日付・曜日・ボーナス月を自由に設定し、自分の好きなタイミングで株式を買い付けることができます。保有する株式をSBI証券に貸し出して金利を得る「米国貸株サービス」も利用できます。
4.NISA口座での取引手数料が無料
NISA口座の手数料が無料なのも、SBI証券の特徴です。
NISAは、個人投資家向けの税金優遇制度です。通常、株式や投資信託などの譲渡益や配当金、分配金には20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)が課税されます。
例えば、株式の譲渡益が10万円出た場合の税金は2万315円です。NISAなら、年間120万円の投資から得た利益については非課税になります。そのため、NISA口座を活用すれば、譲渡益が10万円出ても税金は0円です。非課税期間は最長5年間なので、最大600万円(年間120万円×5年)まで非課税投資枠を持てることになります。
SBI証券のNISAでは、次の商品を投資対象としています。
- 国内株式
- 国内ETF、REIT、ETN
- 投資信託
- 外国株式
- 海外ETF
そして、以下の商品の取引手数料が恒久的に無料です。
- 国内株式
- 海外ETF
国内株式は買付・売却、どちらも手数料が無料で、海外ETFは買付の手数料が無料です。※海外ETFの売却時手数料は対象外
SBI証券のNISAであれば、年間120万円まで最長5年間、非課税メリットを受けながら手数料無料の幅広い国内株式や海外ETFに投資ができます。
5.PTS取引対応で夜間の売買が可能
SBI証券はPTS取引も行っているため、夜間取引ができます。PTSとは、「Proprietary Trading System」の略称で、私設取引システムのことです。
日本の株式市場において株式取引ができるのは、通常証券取引所が開いている時間(前場9時~11時30分、後場12時30分~15時)です。しかし、PTSは私設取引であるため、証券取引所の取引時間外でも売買ができるのです。
SBI証券のPTSは、以下の時間で取引が可能です。
■現物取引
・8時20分~16時、16時30分~23時59分
■信用取引
・9時~11時30分、12時30分~15時
このとおり、通常取引が可能な時間より幅が広く、朝の8時20分~深夜23時59分まで取引ができます。そのため、日中は仕事で忙しい人も安心ですし、帰宅後に海外ニュースなどを見ながらじっくりと取引ができます。寄り付き直前や大引け直後のタイミングを狙うことも可能です。
PTS取引においては、取引所の最良気配より有利な価格で取引できる可能性があり、PTS取引の手数料は取引所手数料より約5%%安い(デイタイムセッション)です。夜間取引に関しては、取引手数料が無料なのでコストを抑えた取引ができます。
以下は、SBI証券のPTS取引手数料です。
| 約定代金 | 手数料(税込) デイタイムセッション (8時20分~16時) |
手数料(税込) ナイトタイムセッション (16時30分~23時59分) |
| 5万円まで | 51円 | 0円 |
| 10万円まで | 94円 | 0円 |
| 20万円まで | 100円 | 0円 |
| 50万円まで | 261円 | 0円 |
| 100万円まで | 508円 | 0円 |
| 150万円まで | 608円 | 0円 |
| 3000万円まで | 963円 | 0円 |
| 3000万円超 | 1016円 | 0円 |
※2021年11月時点※現物取引の場合
楽天証券とSBI証券それぞれがおすすめできる人とは
楽天証券とSBI証券、それぞれのおすすめの人について見ていきましょう。
楽天証券の利用がおすすめの人
楽天証券がおすすめの人は、以下のような人方々です。
- 楽天グループのサービスをよく利用する人
- 楽天ポイント(楽天経済圏)を活用している人
それぞれ詳しく見ていきましょう。
楽天グループのサービスをよく利用する人
普段から楽天グループのサービスを利用する人に、楽天証券はおすすめです。楽天グループのサービスには、次のようなものがあります。
- 楽天市場
- 楽天トラベル
- 楽天生命
- ラクマ
- 楽天競馬
- 楽天ビック
- 楽天ペイ
- 楽天ブックス
- 楽天モバイル
- 楽天ビューティ
- 楽天銀行
- 楽天Edy
- 楽天エナジー
- 楽天カード
- Rakuten TV
楽天には、対象の楽天グループサービスを使うほど、楽天市場でのポイント倍率がアップするSPU(スーパーポイントアップ)の制度があります。楽天証券で楽天ポイントコースの設定と500円分以上のポイント投資をすると、SPUのポイント倍率が+1倍になります。
また、楽天銀行のマネーブリッジに申し込み、ハッピープログラムにエントリーすると、楽天証券でポイントが貯まりやすくなり、楽天銀行ではお得な特典が受けられます。例えば、楽天証券では投資信託の月間平均残高10万円ごとに3~10ポイント、個人向け国債買付金額3万円ごとに1ポイント貯まります。楽天銀行では、会員ステージに応じてATM手数料が最大7回/月無料となり、同行間の振込手数料も何回でも無料になります。
普段から楽天グループのサービスを頻繁に利用している人は、楽天証券で投資をするとポイント倍率アップなどさまざまな特典を受けられる可能性があります。
楽天ポイント(楽天経済圏)を活用している人
楽天経済圏を活用している人にも、楽天証券はおすすめです。楽天証券の利用で楽天ポイントが貯まる・使えるからです。
例えば楽天証券の楽天カードクレジット決済や、楽天証券と連携させた楽天銀行のハッピープログラムで貯めたポイントを、楽天ペイやラクマ、楽天市場などのサービスで「1ポイント=1円」として利用できます。逆に、楽天モバイルや楽天生命、楽天ペイなどで貯めたポイントを楽天証券の国内株式や投資信託購入代金に充てることも可能です。
普段から楽天経済圏を活用している場合は、楽天証券を利用することでポイントが貯まりやすくなり、ポイントの使い道も増えます。複数のポイントに分けるのではなく、楽天ポイント1つにまとめることで、効率よく獲得でき管理も楽になるでしょう。
SBI証券の利用がおすすめの人
SBI証券がおすすめの人は、以下のような人です。
- IPO投資に興味がある人
- 手数料の安さを重視する人
- Tポイントを活用したい人
それぞれ詳しく見ていきましょう。
IPO投資に興味がある人
SBI証券は、IPO投資を始めたい人におすすめです。SBI証券はIPOの取扱実績が業界トップクラスで、IPOの当選確率がアップする独自のポイントプログラムも用意されているためです。SBI証券のIPO取扱実績は年間80件前後あり、2021年3月通期の全新規上場会社数の約93%もの銘柄を取り扱っています。
SBI証券では、IPOの抽選に外れても次回以降のIPO当選確率をアップさせることができる「IPOチャレンジポイント」がもらえます。
SBI証券はIPO投資の主幹事にもよく選ばれており、たくさんのIPO銘柄をカバーしているためIPO投資にチャレンジできる機会が多いです。取扱銘柄が豊富なので、何度も応募できます。
IPO投資がやりやすい環境が整っているため、IPO投資を始めたい人にSBI証券はおすすめです。
手数料の安さを重視する人
SBI証券は低コストで取引ができるため、手数料の安さにこだわりを持っている人におすすめです。
SBI証券の手数料プランは、1注文の取引金額で手数料が決まる「スタンダードプラン」と1日の取引金額合計で手数料が確定する「アクティブプラン」の2種類です。
スタンダードプランは、手数料の月間合計額1.1%相当のポイントがもらえます。信用取引については、1注文の取引金額50万円超で手数料は定額となり、一定条件をクリアすると大口優遇が適用されて手数料は0円になります。
以下は、スタンダードプランの現物取引と信用取引の手数料です。
■現物取引
| 約定代金 | 手数料(税込) |
| 5万円まで | 55円 |
| 10万円まで | 99円 |
| 20万円まで | 115円 |
| 50万円まで | 275円 |
| 100万円まで | 535円 |
| 150万円まで | 640円 |
| 3000万円まで | 1013円 |
| 3000万円超 | 1070円 |
※2021年11月時点
■信用取引
| 取引金額 | 手数料(税込) | 大口優遇手数料(税込) |
| 10万円まで | 99円 | |
| 20万円まで | 148円 | |
| 50万円まで | 198円 | |
| 50万円超 | 385円 |
※2021年11月時点
アクティブプランの場合、1日の取引金額合計100万円まで手数料はかかりません。そのため、1日の取引金額が100万円以下の場合はアクティブプランを選択したほうがお得です。コストをかけずに日々の取引ができます。また、アクティブプランは現物取引と信用取引(制度・一般)、それぞれの取引金額合計と手数料が別カウントとなるため、1日最大300万円まで手数料0円です。
アクティブプランの手数料は次のとおりです。
■現物取引
| 1日の取引金額合計 | 手数料(税込) |
| 100万円まで | 0円 |
| 200万円まで | 1238円 |
| 300万円まで | 1691円 |
| 以降100万円増えるごと | +295円 |
※2021年11月時点
■信用取引
| 1日の取引金額合計 | 手数料(税込) |
| 100万円まで | 0円 |
| 200万円まで | 880円 |
| 以降100万円増加ごと | +440円 |
※2021年11月時点
SBI証券は手数料が安く、自分に合ったプランを選択できるため、手数料の安さにこだわりを持っている人におすすめです。
Tポイントを活用したい人
普段からTポイントを貯めている人にSBI証券はおすすめです。SBI証券は「Tポイントサービス」によってTポイントが貯まり、貯まったTポイントは投資に使えます。
Tポイントが貯まる取引条件は、以下のとおりです。
| 取引内容 | 獲得Tポイント |
| 国内株式現物取引 | 月間合計手数料の1.1%%相当のポイント |
| 投資信託取引 | 対象投資信託の月間平均保有額:1000万円未満は年率0.1%、 1000万円以上は年率0.2%相当のポイント |
| 金・プラチナ取引 | 月間合計手数料の1.0%相当のポイント |
| 新規口座開設 | 100ポイント |
| 国内株式入庫 | 1回の移管入庫で100ポイント |
※2021年11月時点
※事前に「Tポイントサービス」への申し込みが必要です。
貯まったTポイントは、「1ポイント=1円分」として投資信託の買付代金に利用できます。このように、SBI証券はTポイントが貯まる・使えるため、Tポイントを利用している人におすすめです。
おすすめは楽天証券・SBI証券の両方での口座開設
この記事では、楽天証券とSBI証券、それぞれの特徴や強み、どのような人に向いているかを紹介しました。楽天証券とSBI証券はどちらも魅力的なネット証券なので、両方の口座開設を行うことがおすすめです。
楽天証券の主な特徴は次のとおりです。
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 手数料が業界最安水準
- 投資信託の種類が豊富
楽天証券で投資をすると楽天ポイントを貯めることができ、楽天ポイントを使った投資も可能です。手数料が安く、多くの投資信託を取り扱います。楽天サービスを頻繁に使う人や楽天経済圏を活用している人におすすめです。
一方、SBI証券の主な特徴は次のとおりです。
- 手数料が格安
- IPO取扱実績が業界トップクラス
- 9カ国の外国株式を取り扱う
- Tポイントが貯まる・使える
SBI証券でも低コストで取引ができ、IPOの取扱実績が豊富なことによって、IPOにチャレンジできる機会も増えます。米国株式や中国株式、ASEAN株式など、幅広い外国株式にも投資ができます。また、Tポイントを貯めて使うことができるため、Tポイントを普段から積極的に活用している人にはSBI証券がおすすめだと言えるでしょう。
楽天証券とSBI証券、両方の口座を開設すれば、どちらのメリットも享受できます。楽天ポイントやTポイントを貯めながら低コストで取引ができ、さまざまな国の企業に投資が可能です。投資信託やIPO銘柄も豊富です。キャンペーンや投資情報も充実するため、両方の口座を開設することをおすすめします。
証券口座に関するよくあるQ&A
ここでは、よくある疑問についてQ&A形式で答えています。
Q.証券口座は2つ作って併用できる?
証券口座は2つ作っても問題ありません。「証券口座は1人○●つまで」などルールがないため、3口座以上開設することもできます。
2つ以上の口座を開設すれば、それぞれの証券会社のメリットを享受できることが魅力です。各社で手数料や取扱銘柄が異なるため、投資スタイルや市況に合わせて証券会社の使い分けができます。各社の投資情報やキャンペーンの活用もできます。
今回取り上げた楽天証券とSBI証券の両方で口座開設すれば、低コストで幅広い外国株式や投資信託による投資が可能です。楽天ポイントとTポイントも貯められます。
基本的に、証券口座の開設や維持に費用はかかりませんし、「証券口座は1つでないとダメ」といったルールはないため、興味のある証券会社があれば、複数の口座を開設することをおすすめします。
Q.複数の証券口座を併用するデメリットは?
証券口座を複数持つことのデメリットは、ID・パスワード、資金の管理が大変になることです。証券口座ごとにID・パスワードが発行されるため、きちんと管理しなくてはなりません。ID・パスワードを忘れてしまうと、マイページにログインができず取引ができなくなります。再発行にも手間がかかるため大変です。
資金管理も同様です。どの口座にいくら入っていて、含み益や含み損がどのくらいあるのか把握していないといけません。各証券会社の手数料や取扱銘柄の違いも把握しておく必要があります。
複数口座を開設すると投資資金が分散するため、資金効率が悪くなる可能性があります。
このようなデメリットがあることも理解したうえで、複数口座を開設するかどうか検討しましょう。
Q.SBIと楽天以外のネット証券会社でおすすめは?
SBI証券と楽天証券以外にも、多くの証券会社があります。主な日本の証券会社は、以下のとおりです。
- auカブコム証券
- 松井証券
- マネックス証券
- 岡三オンライン証券
- GMOクリック証券
- DMM.com証券
- SBIネオトレード証券
- LINE証券
- 大和証券
- 野村證券
- SMBC日興証券
- PayPay証券
- 内藤証券
- 岩井コスモ証券
- 丸三証券
- サクソバンク証券
それぞれの証券会社ごとに特徴は異なるため、複数の証券会社を比較して、自分に合った証券口座を開設することが大切です。気になる証券会社があれば特徴を確認し、手数料や取引ツール、取扱銘柄、キャンペーンなどの項目を比較しましょう。